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LMCI(労働情勢指数)でアメリカの雇用状況を確認する方法

      2017/11/26

LMCI(労働市場情勢指数)とは

アメリカの雇用環境を見る指標のひとつ

LMCI(労働市場情勢指数)とは、アメリカの雇用環境を見るための指標のひとつです。

LMCIとはLabor Market Condition Indexの略です。発表元は米連邦準備理事会(FRB)で、労働経済学者でもあるイエレン議長が重視する指標のひとつです。イエレン議長の就任後、それまでは不定期に公表されていたLMCI(労働市場情勢指数)は毎月雇用統計の翌営業日に定期的に公表されるようになりました。

LMCI(労働市場情勢指数)の特徴

LMCI(労働市場情勢指数)の特徴は、雇用状況の数だけでなく質まで加味されている点です。

米国雇用統計等に比べると、まだまだマイナーな指標ですが、アメリカの金融政策を担うFRBそのものが発表する指標であり、重要な指標であることに間違いはありません。

LMCI(労働市場情勢指数)がウォッチする19の指標

LMCI(労働市場情勢指数)は以下の19の指標をもとに算出されます。

  1. 失業率
  2. 労働参加率
  3. フルタイムでの労働を希望するパートタイマーの数
  4. 就業者数
  5. 臨時雇用者数
  6. 政府関連雇用者数
  7. 平均週勤務時間
  8. 週平均労働時間
  9. 平均時給
  10. 求人誌数
  11. 求人倍率
  12. 転換率(失業者から雇用者へ)
  13. 失業保険者率
  14. 失業5週間以下
  15. 離職率
  16. 退職5週間以下
  17. 求人多数業種対採用困難業種
  18. 採用計画
  19. 採用困難専門職

(株初心者のための株式投資と相場分析方法「労働市場情勢指数(LMCI)とは」より)

LMCI(労働市場情勢指数)はFRBのウェブサイトで確認

セントルイス連銀のウェブサイトでチェック

手っ取り早く確認する方法は、セントルイス連銀のウェブサイトでLMCI(労働市場情勢指数)のページを確認する方法です。

試しに2007年あたりからの変化(前月比)を確認してみました。リーマンショック前の2007年からLMCI(労働市場情勢指数)が変調をきたしていることが分かります。

セントルイス連銀LMCI指数

(セントルイス連銀ウェブサイトより)

LMCI(労働情勢指数)は、一般的に失業率等に景気の悪化が現れるよりも早く、先行して現れます。

2016年に入ってからLMCI(労働情勢指数)が前月比でマイナスが続いている点は、一応頭の片隅に入れておいた方が良さそうです。

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